時代の精神によってシンクロが起こる

 

人と人とが繋がっていくためのステップとは、どのようなものなのでしょうか?

 

僕の場合は、その人が発信する情報などを見て、直感的に

「あ、この人、いいな!」

と思うのが最初のステップ。

一緒にプロジェクトをやるようになったりして、共通体験を通して関係性が深まっていくのが2番目のステップ。

個人的なこととか、いろんなことを安心して話すようになって、信頼できるようになるというのが3番目のステップということになっている気がします。

 

杉岡一樹さんのクラウドファンディング

マイシンボルアートの杉岡一樹さんと繋がったきっかけは、VoiceLinkというWebシステムだったのですが、改めてつながったのは、杉岡さんが「世界平和とカードゲーム」のことをブログ記事に書いていたのを読んで、「この人、自分と同じようなことを考えている!」と思ったことでした。

それで、メッセージを送って、やり取りをするようになりました。

次のステップは、杉岡さんのクラウドファンディング挑戦でした。自発的に杉岡さんを応援することに決め、杉岡さんにカードゲーム販売の会社を起業するまでの話をブログに連載してもらいました。さらに、杉岡さんと信頼関係で結ばれていた南佳介さん、森幸代さんにも協力を呼びかけ、3人で物語を書いていくということをしていきました。僕も、それにシンクロさせながら、自分のことを書いていきました。

クラウドファンディングは不達成だったのですが、1か月にわたり一つの目標に向けて取り組み、自分の考えを書いていったことで、杉岡さん、南さん、森さんのことをよく理解できるようになりました。また、共通体験を通してチームができあがりました。

その後、いろいろな会話をしていく中で、関係性が深まり、信頼関係ができていきました。

 

マイシンボルアートのサポートチーム

次に、この4人を核にして、杉岡さんの収益化をサポートするチームを作りました。反転授業の研究グループから、キャリア教育やビジネスに関心のある友人を誘って、10名ほどのチームができました。

杉岡さんを収益化するというゴールへ向けて、10名のチームで協力してブレストしたり、Webマーケティングの調査をしたり、商品のアイディアを考えたり、いろいろやっているうちに、「マイシンボルアート」というサービスが見つかりました。

そして、杉岡さんが、チームのメンバーから順に、一人ずつ丁寧にマイシンボルアートを作っていきました。

このプロセスを通して、2つのグループが1つに融合し、1つのチームが出来あがりました。

 

ここでは、とても興味深い発見がありました。それは、

「信頼した人の紹介なら、信頼できる」

ということでした。

信頼できる人を接着剤にして、次々と人が繋がっていくのです。

この場合は、杉岡さんの収益化プロジェクトに反転授業の研究のメンバーを誘ったのですが、「田原のやっていることなら面白そう」ということで、信頼を担保にして参加してくれたのだと思います。

 

僕自身も、杉岡さんにマイシンボルアートを実際に作ってもらいました。杉岡さんと対話する中で、自分のコンセプトが「枠組みを出て成長すること/枠組みを出て成長することを促すこと/ムーブメントを起こしてみんなで枠組みを出ていくこと」だということが見えてきました。そして、それを杉岡さんが抽象的なデザインの中に織り込んでくれました。

マイシンボルアートができたことで、自分自身が進む方向性が明確になり、行動しやすくなったことを感じました。

 

杉岡さんとエインの出会い

次々と、その人の心を探索しシンボル化していくマイシンボルアートの活動を通して、杉岡さんのコンセプチャルアーティストとしての実力に圧倒されました。

そして、杉岡さんと結び付けたら面白いんじゃないかなという人が頭に浮かびました。

それが、20歳の起業家エインです。

彼女は、アーティストの母親のもとで絵を描きながら育ち、独創的な絵、写真、ビデオ、音楽を創ります。

杉岡さんとエインがコラボしたら、すごいことになるんじゃないかというイメージが湧きました。

そして、この二人を結びつけることにしたのです。この田原真人.comは、杉岡さんとエインのコラボで生まれました。

マイシンボルアートのコンセプトを杉岡さんが動画にし、僕の活動のイメージをもとにエインがサイトの構築をしました。

ここでも、僕との信頼関係を担保にして、杉岡さんとエインが結びつくことができたのです。

 

南さんが庄司誉幸さんを繋げてくれた

人を繋げていくだけでなく、繋げてもらう経験もしました。

南さんから、「盟友の庄司誉幸さんを紹介したい」という話がありました。

庄司さんは、株式会社Academia Linksの代表で、ビデオ会議システムを使った教育事業を展開するために事業を立ち上げているところでした。

信頼している南さんが「盟友」と呼ぶ人なら、信頼できるんじゃないかと思ってスカイプで話すことにしました。

庄司がさんがやりたいことは、オンラインで学びをフラットにしていくことと、起業家の育成でした。

これは、僕がずっとやりたかったことと近いものでした。

ビデオ会議システムを使ったアクティブラーニングのノウハウは僕のところにあり、庄司さんのところには運営を可能にするチームがありました。

そこで、Academia Linksのアドバイザーに就任することになりました。

さらに、杉岡さんもデザインとブランディングに関わることになりました。

これは、南さんに対する信頼があったからこそ、繋がることができた縁でした。

 

青い街&Noovoサポートチームができた

縁はどんどん広がっていきました。

エインがクラウドファンディングに挑戦したため、マイシンボルアートのサポートチームに協力を呼びかけました。

杉岡さんの株式会社青い街とエインのNoovoは、どちらも個人をブランディングしていくことで世界をフラットにしていくための試みで、デザイン素材を作るのが得意な杉岡さんと、Web構築が得意なエインがコラボすることで、ともに手を取り合って発展していく関係になっているからです。

杉岡さんと僕に対する信頼関係を担保にして、チームのメンバーが支援してくれることになりました。

僕は、エインに自分が考えていることをアウトプットしてくれるように頼みました。すると、エインは文章と動画をすごい勢いでアウトプットし始めました。

その内容と質に反応した人たちが、自ら翻訳に取り組んでくれました。

呼びかけたその日に、横川淳さんと杉岡さんが手を上げて下さり、横川さんはそのままNoovoのサポートチームに入ることになりました。

さらに、古山竜司さん、江藤由布さん、ギュンター知枝さんが翻訳を手伝ってくれ、ついにはプロ翻訳家の南佳介さんも参加。

エインの文章がどんどん高度になってきたことで、江藤さんと南さんの独壇場に。この二人による超高速翻訳によって、エインの文章が次々と広まっていきました。

翻訳で読めるようになったことで、多くの人に読んでもらえるようになり、共感の輪が広がっていきました。

 

庄司さんとエインとが繋がった

物語はさらに展開します。

エインが制作したビデオのクオリティに驚愕したAcademia Linksの庄司さんが、エインさんにコラボを申し込むことになりました。

庄司さんが進めているManaboxは、学びと起業家育成によって世界をフラットにしていく取組み。僕もアドバイザーとして関わっています。

エインのNoovoは、個人は小さいビジネスのブランディングを支援することによって世界をフラットにしていく取組み。

さらに、エインと僕が計画しているKnowCloudは、オンラインでの探究学習、協働学習によって好奇心からの学びを促進し、学習者が枠組みを出ていくことで世界をフラットにしていく取組み。

お互いのビジョンを知ったことで、必然的に結びついてきたように思います。

 

シンクロによって自己組織化が起こる

僕が、大学院で研究していたときに取り組んでいた自己組織化。

それは、シンクロによってみんなが揃っていき、ついには大きな構造を生み出していくのです。

 

いま、僕の周りのみんなが考えていることは同じなんです。

 

世界をもっとフラットにしたい

 

これは、同じ時代を生きている僕たちの中にじわじわと広がっている共通した思いなのではないでしょうか。

共通の思いによってシンクロが起こっているのです。

でも、お互いが考えていることは見えないので、繋がるためには、みんなでビジョンを語り合う場が必要なんですね。

クラウドファンディングを利用して、みんながビジョンを語り合う。そして、繋がるべき人と繋がってコラボしていく。

どんどん思いをシンクロさせていく。

そして、どんどんつながっていく。

そして、ムーブメントを起こしていく。

これが、僕の狙いです。

みなさんが観客席から抜け出して、このドラマの舞台に上がってくると、この即興劇はどんどん面白くなってきます。

あと3日でどんな結末を迎えるのでしょうか?

予想を超えた結末がやってきそうな予感がしています。

あなたもぜひ、舞台に上がってきてください。

そして、結末に影響を及ぼしてください。

 

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★エインさんがクラウドファンディングに挑戦中です。
締め切りまであと3日。
達成金額7000USD, 現在2551USD
https://www.indiegogo.com/projects/noovo-a-brand-building-startup/x/9455632

 

 

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