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『Noovo物語』の検索結果 | 田原真人公式ブログ https://masatotahara.com 参加型社会学会会長、デジタルファシリテーター、非暴力アナーキストの田原真人のブログ Sat, 16 Jul 2022 21:18:43 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.1.18 https://masatotahara.com/wp/wp-content/uploads/2014/10/cropped-01_rogo2-32x32.png 『Noovo物語』の検索結果 | 田原真人公式ブログ https://masatotahara.com 32 32 安定収入を生かしてチャレンジするという戦略 https://masatotahara.com/?p=1399 https://masatotahara.com/?p=1399#respond Sat, 28 Feb 2015 04:44:38 +0000 http://masatotahara.com/wp/?p=1399

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安定収入を生かしてチャレンジするという戦略

主体的に生きるというのはどういうことなのでしょうか?

最近は、このことについて考えることが多いです。

社会には、誰かの敷いたいくつかのレールと、レールのない原野があります。

レールの上を進むときには、「レールの管理者」の説明を受け、レールを進むメリットをあらかじめ理解し、メリットが費用対効果に合うと判断したら、レールに乗って脇目も振らずに進みます。

ここにあるのは、徹底した効率化の思想。

成功とは前進であり、失敗とは後退を意味します。

レール上を素早く進んでいくためには、正解についての情報を集め、マニュアルに従って進んでいくのが最適解になります。

このようなやり方は、最短距離で何かを手に入れるための手段として、あらゆる分野で見ることができます。

しかし、レールの上を走ることばかりをやっていると、いつしか、手段と目的とが逆転してきます。

何かを学ぶために必要に応じてレールを利用するのではなく、レールの上を走ること自体が目的化していきます。

そして、その行動パターンがマインドセットを浸食していきます。

いつしか、自分でリスクを取らなくなり、レールの品評会の中から消費者としてレールを選んでいくようなマインドセットが身に付いてしまうのです。

気をつけなくてはならないのは、「レールの管理者」には、そのレールを敷いた意図があることです。それを理解し、納得した上でレールを進めばよいですが、やみくもにレールの上を走り続けると、いつしか「レールの管理者」の意図通りに、レールのいたるところに配置された報酬系によってコントロールされるようになります。いつのまにか、主体性を失ってしまうのです。

rale

一方、原野に踏み入っていくとき、そこにあるのは効率化とは真逆のものです。最悪の事態に陥らないようにリスクを管理しながら、試行錯誤しながら歩みを進めていきます。全身にアンテナを張り巡らせ、一歩一歩確かめながら進んでいきます。

一歩踏み出すことで、その結果が小さな成功であろうと失敗であろうと、生きていくために必要な情報が集まってきます。その情報を分析することで、次の一歩を踏み出す方向が決まります。この場合の一番のリスクは失敗を恐れて踏み出さないこと。未知の世界に取り囲まれている状況では、考えることよりも、歩き回って情報収集することのほうがずっとずっと重要なのです。

踏み出す前には分からないけど、踏み出すと景色が変わる。それは、踏み出してみないと分からない。

歩きながら考えていくことが重要なのです。

そうやって歩き回っているうちに、様々な気づきが生まれ、その気づきを統合して抽象化することで、自分自身の世界観が構築されていきます。

世界観は固定的なものではなく、世界の変化や、自分自身の成長によって変化していきます。

社会の荒野の中で自分の成長を感じながら生きていくとき、「生きている実感」を強く感じることができます。

koya

リスクを管理しながら試行錯誤し、社会の荒野を生き抜くためには、どうしたらよいのでしょうか?

 

Noovo代表のエインさんは、

「ヒエラルキー構造が強い社会をフラットにしていくために、自由な人たちが生きていける世界を創造すればいい」

と考えて、Small businessのブランディングとインキュベーションを支援する会社、Noovoを立ち上げました。

アイディアを形にして収益化するまでのプロセスを、創造力とITの力を使って価格破壊していこうという試みです。

そのビジョンに共感した人たちが、エインさんを支援しました。

Noovo物語の連載をこちらから読むことができます

 

吉田由香さんは、「ママが育児と仕事を無理なく継続できる社会」の実現をめざし、ママプレナーとして活動し、さらにママの起業を支援しています。

吉田さんの活動については、こちらをご覧ください。

「ママプレナー®」という言葉をご存知だろうか。ママ+アントレプレナー(起業家)で「ママプレナー®」と呼ばれており、世界各国でママプレナー®という働き方を支援する団体が増えているという。日本でもこの言葉とともに、ママになった女性に、出産後でも自分がやりたいことに挑戦するという「自分らしい働き方」「自分らしい生き方」を提案していく活動をしている女性がいる。吉田 由香(よしだ ゆか)さんは5歳の双生児のママであり、2014年にプチボヤージュという会社を立ち上げ、ママプレナー®という働き方を広めていく活動をしている。

僕は、ママプレナーは、リスク管理の上で非常に合理的なチャレンジの形だと考えています。

パートナーと協力することで、チャレンジしやすくなるからです。

 

生活を成り立たせながら、リスクを管理してチャレンジするためには、複数の収入の柱を作っていくのが効果的です。

 

一人の単位で考えると、

本業で安定収入を得ているときに、副業でチャレンジしていく。

ということになりますね。僕が、予備校講師としての収入を得ながら起業し、ネット予備校を立ち上げていったのは、この例に当てはまると思います。

これは、起業だけに限りません。副業でも、ボランティアでも、インターンでも何でもよいのです。できるときにチャレンジして、試行錯誤しておくことでそれまでに見えなかった可能性が見えてくるのです。

21世紀は時代の変化が激しくなり、同じ仕事をずっと続けていくというよりも、キャリアチェンジを繰り返しながら生きていくようになってくると思います。

僕自身は、5年ごとのサイクルを考え、5年先の収入源を作るために種を撒き、試行錯誤を常にしておくように心がけています。

 

家族の単位で考えると、チャレンジの幅が広がります。家族の一人が安定した収入を得ているときに、家族の別のメンバーがおもいきってチャレンジしていくことができるからです。

パパの収入が安定しているときに、ママがチャレンジしていく。

ママの収入が安定しているときには、パパがチャレンジしていく。

そうするとこで、リスク管理とチャレンジのバランスを家族内で保つことができます。

 

straw-bale-359147_640

 

家族という範囲を超えて、コミュニティーへと枠を広げると、もっと可能性が広がります。コミュニティーで支え合って、リスクを分散してチャレンジできるようにしていけるようになるからです。

価値を生み出せるようになるまでは、コミュニティーが支えていき、価値を生み出せるようになったらコミュニティーに還元していくことで、コミュニティーの力が強くなっていきます。コミュニティー内にノウハウも蓄積していきます。

たとえば、アカデミアリンクスのmanboxが考えているのは、起業家の卵のコミュニティーを作って支え合うことで、チャレンジしやすい環境を作ることです。

それによって、だんだん大きなチャレンジが可能になってくるのです。

協力し合うことで、大きなリスクをとれるようになって思いっきりチャレンジできるようになり、成功の確率が高まっていくのです。

 

まずは、身近な人と協力し合うところから始めませんか?

ママプレナーの吉田由香さんが、Work Storyでインタビューされています。まさに、今、チャレンジしている吉田さんの記事を、ぜひ、読んでみてください。

ママの働き方は無限大。ママが育児と仕事を無理なく継続できる社会をつくる。

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自由な人の居場所のある世界を創造したい https://masatotahara.com/?p=1284 https://masatotahara.com/?p=1284#respond Thu, 01 Jan 2015 10:24:23 +0000 http://masatotahara.com/wp/?p=1284

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自由な人の居場所のある世界を創造したい

宇宙のあらゆる構造は、カオスと秩序のはざまに存在しているのではないでしょうか。

大学院で複雑系を研究し、自己組織化やカオスといった概念に触れてから、ずっとこのような見方をするようになりました。

そして、感じるのは、「今の社会は秩序が強すぎる」ということ。

個の自由度がシステムに束縛されすぎていると感じています。

このバランスを変えていくための方法は2つあって、システムを弱めるか、個を創造的にしていくかです。

でも、今存在している巨大なシステムを変えていくのは多大なエネルギーが必要になります。一方で、個を創造的にしていくことは、テクノロジーの進化によって、安価に実現可能になってきています。

 

2年前、18歳だったエインとスカイプで話していて、カオスの縁(edge of chaos)の話をしました。

そのときに見せた動画がこれです。

秩序状態から、だんだんカオスを強めていくと、あるところでフラクタル的なパターンが生まれ、その後、カオス的になっていきます。

フラクタル的なパターンが現れるところがカオスの縁(edge of chaos)。

もっとも生き生きとしている状態です。

そこは、大きな構造と中くらいの構造と小さな構造が共存している世界。システム全体の創造性が最大化している状態です。

社会をカオスの縁に近づけることができたら、もっと多様な人が幸せに生きていけるのではないかと思いました。

 

そして、そこへ至る道を2つ考えました。

(1)個人が創造性を発揮して作った小さなビジネスがうまくいくためにブランディングを助けること。

(2)個人が創造するために、好奇心を持って学ぶ環境を創ること。

前者がNoovoで、後者がKnowCloudで実現したいことです。

この2つのプロジェクトは、世界をもっとフラットにして、カオスの縁へ近づけていくための車輪の両輪なのです。

 

18歳だったころのエインは、いつも言っていました。

「この世界には、自由な人が生きる居場所がない。」

でも、20歳になったエインは言います。

「自由な人の居場所を、私はクリエイトする。」

そして、決意を固めて動き出した第一歩が、このクラウドファンディングでした。

恐る恐る踏み出した第一歩に、たくさんの支援をもらえたことで、彼女は大きな力を得たと思います。

そして、その力をもとに豊かな才能を発揮して、世界に自由に生きる隙間をたくさん創造してくれると思います。

Noovo物語10

虚しさはもういらない

クリスマスや新年を迎えるころになると、至るところが輝かしく、通りは人で埋め尽くされ、花火が上がる。こういったものを、みんなちゃんと感じ取れてるんだろうか。何年もの間、私は抜け殻そのものだっだことがある。花火や街路のきらめきも、私に届くことは決してなかった。

私はいつだってアイディアを思いつくことができたし、それは子供のような溢れるイマジネーションのおかげだと思う。子供というのはみんなそうしたものだ。私はオトナになったことがないということでもある。子供というのはみんな天才性を持っていて、その人のIQがどうだろうと、オトナになるというのはバカになるのと同義だ。私は、発想に関わるものだったり何かを作り出すという話題でない限り、いまだにきちんとした話をするのが得意でない。複数人と会うようなミーティングでは自分を抑えるよう努め、そうしたお芝居が長く続いたときなどは、私の頭脳が痛めつけられる。マサトはそれが分かっているから、選び抜いた人とだけ話せばいいようにしてくれている。私がMyeworldを立ち上げていたころは、大勢の人間と話すことが続き、仕事が終わると、私の心はすっかりがらんどうになる。そんな毎日だった。それこそ、鏡の前に立ち、自分ではない誰かを見ているようなもの。「これはいったい誰? 私はどこ?」

私にはお金の意味がよく分かるけれど、それは十二歳から十四歳手前の二年間、毎日そればかり勉強していたからだ。でも私は好きになれない。価値(value)がないと分かっているのだから。お金が有する唯一の価値というのは、それ自体に価値がなく、変動値(variable)だという事実そのものだ。

そのことを最初に私に教えてくれたのは、私より四~五歳年長の、幼なじみの若い投資家だった。私が家と学校から逃げ出した時、彼のところに居候していた。男性というものを嫌ってはいたけれど、母によく似た指先をした彼のことを嫌いではなかった。彼が勉強するときは必ず、その横で私も勉強したということ。苦手に感じない唯一の人だったから、四六時中引っ付いていた。彼は、それがどんな馬鹿げたアイディアから出たものにしろ、Win-winの状況であれば大金を投じることができた。そしてそれが私のお気に入りのゲームの一つになったわけだ。それはいまも変わらない。あるアイディアを耳にすると、それを適用する方法が即座に頭に浮かぶ。彼がやりたかったことと、私が今やっていることはだいたい一致している。そう、作り出すことは希望だから。希望そのものと言ってもいい。何かを作り出すとなれば、自分自身について考えることをやめる、たとえ私と同じく人嫌いでも、他者のことを考え始める。それでハッと気づくのだ。そこにはもう「ワタシ」はいない。自分の存在自体が何かを作り出すための環境の一つになる。川や、海原のように。

この世界では、多くの人が自分のことを考えるばかりで、他人はもちろん、身の回りの世界を気にすることもしない。そうした人々の周囲もまた同じことをするばかりで、消えることのない虚しさがいつも漂っている。これではWin-winの状況を形づくることはできないし、だから限りある可能性しかなくなってしまう。誰かが勝てば、誰かが負ける。そんな状況にはうんざりだ。Win-winを作り出すなんていうのはごく簡単なことだ。ちょっとの間自分のことを忘れるだけ、そして他人のことを考えるだけでいい。

(原文:THROWING AWAY THE EMPTINESS

★エインさんがクラウドファンディングに挑戦中です。
締め切りまであと47時間。
目標金額7000USD, 現在2741USD
https://www.indiegogo.com/projects/noovo-a-brand-building-startup/x/9455632

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win-winネットワークを進化させ、ハイパーサイクルを出現させる https://masatotahara.com/?p=1277 https://masatotahara.com/?p=1277#respond Wed, 31 Dec 2014 13:50:44 +0000 http://masatotahara.com/wp/?p=1277

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win-winネットワークを進化させ、ハイパーサイクルを出現させる

 

生存競争というパラダイムにとらわれたネオ・ダーウィニストの頭を悩ませたのは、自然界に存在する利他的な行動の存在です。

個体、または、1つの種に注目して生存競争を考える場合、利他的な行動は不利なだけです。

Aという種が、Bという種の生存を助けることは、Aにとって何のメリットもなく、敵に塩を送るだけで終わります。多くの人は、このような生存に不利な行動が進化することを理解できなかったのです。

この問題に取り組んだのが、ドイツの生物学者M.アイゲンです。

アイゲンは、利他的な行動が自然界で淘汰されずに生き残ることを説明するために、ハイパーサイクルというものを考えました。

 

アイゲンは、1つの種に注目するのではなく、種のネットワークを考えたのです。

例えば、A、B、C Dの4つの種があって、

AがBを助け、BがCを助け、CがDを助け、DがAを助けるというように利他的な行動がぐるっと一回りしていれば、4つの種はともに生存率が高まるのです。

hyper2

アイディアを持った個人や小さい会社が、いきいきと生きるためには、経済力とブランド力を持った大企業と共存しなくてはなりません。

しかし、それを単独でやることはとても難しいことです。

では、どうしたらよいのか?

そのヒントになるのが、アイゲンのハイパーモデルです。

起業家たちのコミュニティができて、そこで様々なWin-Winの関係を作っていくことで、助け合いの循環を生み出していくことが、生き残りのための有効な戦略なのです。

 

ヒエラルキーの内部における関係性が上下関係であるのに対して、コミュニティから生まれるWin-Winの関係はフラットな関係。

しかし、上下関係では命令する側と従う側という役割が明確なのに対し、フラットな関係は役割がはっきりしないため不安定になりやすく、カオスを生じやすいのです。

だから、カオスを創造に結び付けていくコミュニケーション能力、ファシリテーション能力が必要になってきます。

 

また、どうやったらWin-Winの関係を築くことができるでしょうか?

自分の強みと弱みを理解した上で、自分のビジョンを相手に伝えないといけないし、相手の強みと弱み、ビジョンも理解しなければならないのです。

誰と、どんな風に組むのかということが大切になってくるのです。

なんだか難しそうですね。

 

でも、意外と難しくないんですよ。

どうすればいいのか?

今、このプロジェクトで起こっていることが、そのヒントなんじゃないでしょうか?

自分の思いをオープンにしておもいっきりアウトプットしていくと、それを見てシンクロしてくれた人が向こうからやって来てくれます。

あなたの存在を尖らせていけば、周りの人があなたを見つけてくれるのです。

そして、できるときは、周りの人を繋いでいきましょう。

どんどんコラボしてWin-Winの関係を作っていきましょう。

余裕があれば、人のために動きましょう。

あちこちで化学反応が起こって、ネットワークが複雑に成長し、人のために行動する人が増えるほど、コミュニティ内でハイパーサイクルが生まれる可能性が高まるのですから。

 

Noovo物語9

 

起業家を増やすには

人々を鼓舞して一つでも多くのスタートアップを実現する、リソースを与え、気持ちを持ち上げると同時に、勝負に出ることが脱中央集権型の経済を構築するための重要な方法であることも伝えていく。人というものは概して、起業について自問しすぎるきらいがある。冒険を始めるということは常に自分自身との戦いであり、それでいて始めかけのうちは、始めたことにすらならない。始めてしまってからが、本当のスタートなのだ。スタートアップの企業を――実際に始めてみると、手ごたえはあるのだが、ごくシンプルな問題、たとえばどうアイディアを適用するとか、スローモーな生産、メンバーも固定せず、それでいて然るべき給与配分などなど、こうした避けては通れぬ問題を乗り越えるためのノウハウを持っている企業はほとんどない。本当のスタートというのは、この手の問題を乗り越えて、会社が運営されている状態になってからの話なのだ。だからこそスタートアップがほぼ99%の確率で失敗するという話になり、ちゃんとスタートするその前からコケてしまう。起業家たちが、予測能力(prediction power)について話すのをよく耳にするが、不幸にして、それは厄介な状況を乗り越えながら得られるもので、未来にある問題を予測し、そしてその先の解決策を準備することだとも言う。予測能力は決断を迫られる人間にとっては大変に重要なものだが、予測能力は経験をへて得られるものだし、スタートアップの事業主に、そういったものが備わっている方が少ない。離れた場所から、失敗を怖がるばかりで起業に踏み切らないとしたら――それはあまりにバカげた話ではないだろうか。こういうことを考えついたのは私一人が最初ではないし、過去にそう考えた人も大勢いて、今現在もそう思う人々がたくさんいる。この思想が大規模なブログ/コミュニティーであるentrepreneur.comやInc.comの立ち上げにつながった面もあるのだろう。Inc.comはスタートアップ企業寄りで、entrepreneur.comは、起業家同士をつなげることに狙いがある。SNSではなく、意見交換を行うフォーラムを通してなのだが、これがなかなかうまく行っている。

昨日、トレーダーであり、社会的なパラダイム・シフトを狙う、CEOのショウジ・タカユキと話す機会があった。マサトから最初に紹介されたのが数か月前で、その時に三人でミーティングを行った。Manaboxという彼のアイディアはその当時、私にはどっちつかずにしか思えなかったのだが、昨日、彼の頭の中にある発想をいくつも耳にして、そのうちの一つに私の興味がぐぐっと惹きつけられた。彼がやろうとしているのは、起業家と、起業家のタマゴ、そしてヒエラルキーに嫌気がさして自ら起業家になろうとする者たちのコミュニティーづくりだ。そのことについて話し合い、規模の大小を問わず経験を積んだ起業家たちと、生き生きとしたライブ・ディスカッションをする方法、そして人々がそれに耳を傾けることが、試行錯誤を減らすことにつながるのではないかと話し合った。もちろん、ブログや動画などその他メディアとも連携していく。起業家側には自社製品をウェブサイト上で販促することができる上に、起業家のタマゴを支援をすることで、自社のファンを獲得することができる。起業家同士のネットワークは試行錯誤を減らすだけでなく、相互支援の輪も作り出せる。私のように自分のアイデアを隠れ蓑にするタイプが言うことではないが、会社というのは人そのものだ。

これもほんの一日二日前の話なのだが、私とマサトとで、ヒエラルキーをぶっ潰すためだったり、その思想に戦いを挑んだりしようとして、無駄な労力を費やすことにならない、そんな方法はないかと話し合っていた。それには、新しく、小さなヒエラルキーを次々と生み出すこと。そうすることが、ヒエラルキーの無効化につながるのではないだろうか。
(原文:INSPIRING PEOPLE TO BUILD MORE STARTUPS

 

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★エインさんがクラウドファンディングに挑戦中です。
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達成金額7000USD, 現在2641USD
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時代の精神によってシンクロが起こる https://masatotahara.com/?p=1272 https://masatotahara.com/?p=1272#respond Wed, 31 Dec 2014 00:41:45 +0000 http://masatotahara.com/wp/?p=1272

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時代の精神によってシンクロが起こる

 

人と人とが繋がっていくためのステップとは、どのようなものなのでしょうか?

 

僕の場合は、その人が発信する情報などを見て、直感的に

「あ、この人、いいな!」

と思うのが最初のステップ。

一緒にプロジェクトをやるようになったりして、共通体験を通して関係性が深まっていくのが2番目のステップ。

個人的なこととか、いろんなことを安心して話すようになって、信頼できるようになるというのが3番目のステップということになっている気がします。

 

杉岡一樹さんのクラウドファンディング

マイシンボルアートの杉岡一樹さんと繋がったきっかけは、VoiceLinkというWebシステムだったのですが、改めてつながったのは、杉岡さんが「世界平和とカードゲーム」のことをブログ記事に書いていたのを読んで、「この人、自分と同じようなことを考えている!」と思ったことでした。

それで、メッセージを送って、やり取りをするようになりました。

次のステップは、杉岡さんのクラウドファンディング挑戦でした。自発的に杉岡さんを応援することに決め、杉岡さんにカードゲーム販売の会社を起業するまでの話をブログに連載してもらいました。さらに、杉岡さんと信頼関係で結ばれていた南佳介さん、森幸代さんにも協力を呼びかけ、3人で物語を書いていくということをしていきました。僕も、それにシンクロさせながら、自分のことを書いていきました。

クラウドファンディングは不達成だったのですが、1か月にわたり一つの目標に向けて取り組み、自分の考えを書いていったことで、杉岡さん、南さん、森さんのことをよく理解できるようになりました。また、共通体験を通してチームができあがりました。

その後、いろいろな会話をしていく中で、関係性が深まり、信頼関係ができていきました。

 

マイシンボルアートのサポートチーム

次に、この4人を核にして、杉岡さんの収益化をサポートするチームを作りました。反転授業の研究グループから、キャリア教育やビジネスに関心のある友人を誘って、10名ほどのチームができました。

杉岡さんを収益化するというゴールへ向けて、10名のチームで協力してブレストしたり、Webマーケティングの調査をしたり、商品のアイディアを考えたり、いろいろやっているうちに、「マイシンボルアート」というサービスが見つかりました。

そして、杉岡さんが、チームのメンバーから順に、一人ずつ丁寧にマイシンボルアートを作っていきました。

このプロセスを通して、2つのグループが1つに融合し、1つのチームが出来あがりました。

 

ここでは、とても興味深い発見がありました。それは、

「信頼した人の紹介なら、信頼できる」

ということでした。

信頼できる人を接着剤にして、次々と人が繋がっていくのです。

この場合は、杉岡さんの収益化プロジェクトに反転授業の研究のメンバーを誘ったのですが、「田原のやっていることなら面白そう」ということで、信頼を担保にして参加してくれたのだと思います。

 

僕自身も、杉岡さんにマイシンボルアートを実際に作ってもらいました。杉岡さんと対話する中で、自分のコンセプトが「枠組みを出て成長すること/枠組みを出て成長することを促すこと/ムーブメントを起こしてみんなで枠組みを出ていくこと」だということが見えてきました。そして、それを杉岡さんが抽象的なデザインの中に織り込んでくれました。

マイシンボルアートができたことで、自分自身が進む方向性が明確になり、行動しやすくなったことを感じました。

 

杉岡さんとエインの出会い

次々と、その人の心を探索しシンボル化していくマイシンボルアートの活動を通して、杉岡さんのコンセプチャルアーティストとしての実力に圧倒されました。

そして、杉岡さんと結び付けたら面白いんじゃないかなという人が頭に浮かびました。

それが、20歳の起業家エインです。

彼女は、アーティストの母親のもとで絵を描きながら育ち、独創的な絵、写真、ビデオ、音楽を創ります。

杉岡さんとエインがコラボしたら、すごいことになるんじゃないかというイメージが湧きました。

そして、この二人を結びつけることにしたのです。この田原真人.comは、杉岡さんとエインのコラボで生まれました。

マイシンボルアートのコンセプトを杉岡さんが動画にし、僕の活動のイメージをもとにエインがサイトの構築をしました。

ここでも、僕との信頼関係を担保にして、杉岡さんとエインが結びつくことができたのです。

 

南さんが庄司誉幸さんを繋げてくれた

人を繋げていくだけでなく、繋げてもらう経験もしました。

南さんから、「盟友の庄司誉幸さんを紹介したい」という話がありました。

庄司さんは、株式会社Academia Linksの代表で、ビデオ会議システムを使った教育事業を展開するために事業を立ち上げているところでした。

信頼している南さんが「盟友」と呼ぶ人なら、信頼できるんじゃないかと思ってスカイプで話すことにしました。

庄司がさんがやりたいことは、オンラインで学びをフラットにしていくことと、起業家の育成でした。

これは、僕がずっとやりたかったことと近いものでした。

ビデオ会議システムを使ったアクティブラーニングのノウハウは僕のところにあり、庄司さんのところには運営を可能にするチームがありました。

そこで、Academia Linksのアドバイザーに就任することになりました。

さらに、杉岡さんもデザインとブランディングに関わることになりました。

これは、南さんに対する信頼があったからこそ、繋がることができた縁でした。

 

青い街&Noovoサポートチームができた

縁はどんどん広がっていきました。

エインがクラウドファンディングに挑戦したため、マイシンボルアートのサポートチームに協力を呼びかけました。

杉岡さんの株式会社青い街とエインのNoovoは、どちらも個人をブランディングしていくことで世界をフラットにしていくための試みで、デザイン素材を作るのが得意な杉岡さんと、Web構築が得意なエインがコラボすることで、ともに手を取り合って発展していく関係になっているからです。

杉岡さんと僕に対する信頼関係を担保にして、チームのメンバーが支援してくれることになりました。

僕は、エインに自分が考えていることをアウトプットしてくれるように頼みました。すると、エインは文章と動画をすごい勢いでアウトプットし始めました。

その内容と質に反応した人たちが、自ら翻訳に取り組んでくれました。

呼びかけたその日に、横川淳さんと杉岡さんが手を上げて下さり、横川さんはそのままNoovoのサポートチームに入ることになりました。

さらに、古山竜司さん、江藤由布さん、ギュンター知枝さんが翻訳を手伝ってくれ、ついにはプロ翻訳家の南佳介さんも参加。

エインの文章がどんどん高度になってきたことで、江藤さんと南さんの独壇場に。この二人による超高速翻訳によって、エインの文章が次々と広まっていきました。

翻訳で読めるようになったことで、多くの人に読んでもらえるようになり、共感の輪が広がっていきました。

 

庄司さんとエインとが繋がった

物語はさらに展開します。

エインが制作したビデオのクオリティに驚愕したAcademia Linksの庄司さんが、エインさんにコラボを申し込むことになりました。

庄司さんが進めているManaboxは、学びと起業家育成によって世界をフラットにしていく取組み。僕もアドバイザーとして関わっています。

エインのNoovoは、個人は小さいビジネスのブランディングを支援することによって世界をフラットにしていく取組み。

さらに、エインと僕が計画しているKnowCloudは、オンラインでの探究学習、協働学習によって好奇心からの学びを促進し、学習者が枠組みを出ていくことで世界をフラットにしていく取組み。

お互いのビジョンを知ったことで、必然的に結びついてきたように思います。

 

シンクロによって自己組織化が起こる

僕が、大学院で研究していたときに取り組んでいた自己組織化。

それは、シンクロによってみんなが揃っていき、ついには大きな構造を生み出していくのです。

 

いま、僕の周りのみんなが考えていることは同じなんです。

 

世界をもっとフラットにしたい

 

これは、同じ時代を生きている僕たちの中にじわじわと広がっている共通した思いなのではないでしょうか。

共通の思いによってシンクロが起こっているのです。

でも、お互いが考えていることは見えないので、繋がるためには、みんなでビジョンを語り合う場が必要なんですね。

クラウドファンディングを利用して、みんながビジョンを語り合う。そして、繋がるべき人と繋がってコラボしていく。

どんどん思いをシンクロさせていく。

そして、どんどんつながっていく。

そして、ムーブメントを起こしていく。

これが、僕の狙いです。

みなさんが観客席から抜け出して、このドラマの舞台に上がってくると、この即興劇はどんどん面白くなってきます。

あと3日でどんな結末を迎えるのでしょうか?

予想を超えた結末がやってきそうな予感がしています。

あなたもぜひ、舞台に上がってきてください。

そして、結末に影響を及ぼしてください。

 

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世界を隔てている壁の正体は何か https://masatotahara.com/?p=1242 https://masatotahara.com/?p=1242#respond Mon, 29 Dec 2014 00:57:17 +0000 http://masatotahara.com/wp/?p=1242

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世界を隔てる壁の正体は何か

もしあなたが子犬をもらってきて、その子犬が敷地から外へ出ていかないようにトレーニングして、あなたにとってのよい「飼犬」になるようにしたいとしましょう。

子犬は、旺盛な好奇心を持って生まれくるので、ありとあらゆる可能性にチャレンジするでしょう。

その可能性の芽を1つずつ摘み取っていくと、許された行動だけしかしない「おとなしい飼犬」が出来上がります。

鎖を外しても、敷地の中からは出ていこうとしなくなります。

そのうち、子犬に芸を仕込むかもしれません。うまくできたら褒美を与え、失敗したら叱りながらトレーニングをすると、子犬は上手に芸を披露し、あなたを喜ばせるようになるでしょう。

子犬は、あなたがコントロールした世界の中で許された行動だけをし、あなたから飼犬としての安全と幸せを与えられるのです。

 

では、次に、あなたが、その子犬であった場合を考えてみましょう。

あなたは、無限の可能性を持って生まれてきました。

あなたは、主人から褒められたり、罰を与えられたりしながら、敷地内でのふるまい方を身につけていきます。

あなたは、教えられた「正しい」ルールを身につけ、それに従って行動するようになったのです。

 

でも、ある日、知ってしまったのです。

ふとした偶然から、敷地の外に出て、そこに森があることを。

全く違う生き方をしている動物の存在を。

そして、飼い主も本当は、自分と同じ「動物」であることを。

 

あなたは、森へ出ていき、様々な危険を乗り越えて成犬になり、自分の子犬を育てることになりました。

森で生きていくために必要なことを子犬に教えようとして、あなたは気がつくはずです。

未来は不透明であることを。

飼犬時代には知らなかった変化に満ちた無限の世界が広がっていて、そこで生き抜く成功法則を自分は知らないということを。

あなたが子犬にできることは、生まれ持った好奇心の芽を摘まずに育てること。

旺盛な好奇心こそが、世界を把握し、生き抜く力になることをあなたは悟ったのです。

 

 

僕たちの周りには、たくさんの見えない壁があります。

その壁の多くは、教育によってもたらされたものです。

それは、生きていくためのフレームとしてあなたを助けるものであるのと同時に、あなたの可能性を制限するためのものです。

 

あなたが壁によって守られていると感じているなら、その壁はあなたにとって必要なものでしょう。

しかし、世界は変化しているのです。

その壁がいつまでもあなたを守ってくれるとは限らないのです。

 

あなたが壁によって束縛されていると感じるなら、その壁は超えていくべきハードルとなるでしょう。

あなたは勢いよく成長し、狭い壁の中の世界を乗り越えて、外側へ広がっていこうとしているのですから。

 

強力な壁は、物質と情報の流動性を低くし、均質な内部をもたらします。

均質な内部は、ヒエラルキーをもたらします。

 

一方で、好奇心を持って壁を超えて行き来する人が増えていくと、壁の内部に多様性が生まれます。

多様性は、個人の創造性を高め、ヒエラルキーを弱くしていくものです。

 

僕たちは、インターネットを使って、壁の向こう側のことを知ることができるようになりました。

飛行機を使って自由に旅行できるようになりました。

好奇心さえあれば、壁を乗り越えて冒険をスタートできる時代がやってきたのです。

 

13歳のときに学校を辞めたエインは、インターネットを使って世界のことを探索する冒険に出ました。

エインの好奇心は、正気と狂気の境界、ジェンダーの境界をも超えていきました。

18歳になったエインは、インドへ旅に出て、異なる価値観と出会いました。

自分のことをKnowledge Hunterと呼ぶエインにとってのLearningは、冒険そのもの。

 

エインが、Learningのイメージビデオを作りました。

僕たちを束縛しているものは、物理的なものではありません。

移動する自由、知識を得る自由はテクノロジーによってすでに切り開かれたのです。

もし僕たちが冒険を始めないのだとしたら、僕たちを束縛しているのは、もっとメンタル的なもの。

つまり、システムによって「しつけられて」しまったものが原因なのかもしれません。

 

Noovo物語8

教育と学び

教育と学びの大きな違いというのは、以下の点にあるだろう。

知識(knowledge)+勉強(studying)=教育(education)
知識(knowledge)+試行錯誤(trial and error)=学び(learning)

教育においては、試行錯誤は負の要素とみなされる。サンドボックス(遊び場)の余地はまったくなく、結果として作り出されるのは、技術を習得した人たちだけだろう。そういう人々というのは、ある特定の分野で例外的な存在である。教育の主眼は修練(practice)だ。何度も何度も繰り返すことで完成に至る。それを技術と呼ぶのである。

一方の学びはというと、これはまったく違うコンセプトを有する。学びは作り出す(creation)のための手立て/ツール(tool)なのだが、それには絶対にサンドボックスの余地がなくてはならない。教育においては教師が指導の現場で主体的な役割を担うが、学びにおいて、教師の役割はファシリテーターになることであり、学習者を冒険につれ出し、ある特定のテーマ(subject)について挑戦と失敗をうながす。そうやって学習者自身に何かを考えさせ、打ち立てるように導いていく。どうしたことか、それがひいては直観を持つことにつながり、そしてまた直観は作り出すことを容易なプロセスとならしめる。

世の中には自らを教育したいと望む人もいれば、学びを求める人もいる。教育者にしてみれば、数千の学校と大学が存在しているのだろうが、学習者視点になると話は変わってくる。インターネットを使えばリソースは時を選ばず利用可能であるし、MOOC、動画に論文、その他もろもろのメディアがあるにはあるのだが、より大きなサンドボックスが必要だ。

日本で反転授業と言えばこの人という、自身も教育者でしかもCEOも務めるマサトと話をすると、このテーマが何度も何度も会話のネタになる。私がインド滞在中、教育へのアクセスが何もないところほど、ごく自然なプロセスとして学びが立ち現われてくることに気づかされた。これには惹きつけられたし、スガタ・ミトラ(Sugata Mitra)のプロジェクトやHole in the wallで見られたもの、つまり学びと教育は野放しの環境においても事実行われるということだ。ほんの小さな子供たちの間でさえも。

しかしこれも考えてみれば至極当然の話。胎児には好奇心があり、母体にいるときからすでにして学ぶのだし、これを野放しの環境と言わずしてなんと言う。つまり人は、息をするその前から、学ぶために学びを覚えるのだ。

マサトと私でKnowcloudという、学びのためのクラウドポータルを立ち上げようと決意した。その思想はシンプル、世界中の学びのリソースを、いま形になりつつある新しいものと集約しつつ、コミュニティが大きな役割を果たすというもの。それこそオンラインで多人数参加型のRPG(MMORPG)を遊ぶかのようにチームで協働して冒険へと乗り出し、その間、知識のマップがグラフィカルなものとしてプロフィール上に生成される。それを他者がどれどれといって眺めることも可能。その人たちと新しいプロジェクトを始めようと前のめりにもなるだろうし、それは良いアイディアだとなれば、投資という形で資金提供を受けつつインキュベーターも見つかる、なんてこともありそうだ。しかしそのためにはソフトウェアとオフライン版がなくてはならない。そうすることでインターネットにアクセスできない地域や、または誰もがインターネットを利用できるわけではない場所へと届けることも可能になる。Knowcloudは2015年1月をもっていよいよ立ち上げに向けて動き出す。乞うご期待。

(原文:EDUCATION AND LEARNING

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管理され、限定された環境でヒエラルキーは育つ https://masatotahara.com/?p=1231 https://masatotahara.com/?p=1231#respond Sun, 28 Dec 2014 21:41:09 +0000 http://masatotahara.com/wp/?p=1231

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管理され、限定された環境でヒエラルキーは育つ

サル学の権威である伊澤紘生さんの研究について知ったときの衝撃を今でも覚えています。

伊澤さんは、定説であった「ボス猿が群れを統率している」という現象を発見するために、白山の野生サルを徹底的に調査したのです。

その結果、伊澤さんが出した結論は、驚くべきことでした。

それは、

ボス猿はいない

というもの。

「ボス猿」という存在を当たり前のものだと思っていたので、これには衝撃を受けました。

では、どのようにして「ボス猿」という概念が生まれたのでしょうか?

これは、動物園という管理された限定的な環境の下での観察から生まれたものなのです。

そのような環境の下で、限られた餌を奪い合うというという条件が与えられたとき、腕力による序列化が生まれ、その序列の頂点として「ボス猿」が観察されたのです。

つまり、多様性の失われた環境のなかで、「腕力」という1つの物差しが生まれ、その結果、ヒエラルキーが育ってきたのですね。

 

では、なぜ野生のサルには、ボス猿がいないのか?

それは、野生の環境が開かれていて、多様だからです。

 

多様性のある環境では、腕力という1つの物差しに収斂していかないのです。そのため、動物園の中のように腕力による序列化が生まれないのだそうです。

 

僕たちの社会にはヒエラルキーがあります。

 

これは、人間の本能?

それとも、僕たちの社会が、動物園のサル山のように管理された限定的なものだから?

 

伊澤さんのサル学の研究は、ヒエラルキーを弱めていくために何が重要なのかを考えるためのヒントを僕にくれました。

エインも、ヒエラルキーを崩していくためのアイディアを持っていました。

 

個人は小さな会社が力をつけて多様性を生み出していくことでヒエラルキーをもっと弱めて、個人が自由な心で生きられるようにしたいというのは、エインと僕の共通した願いです。

今、同じような願いを持った人たちが集まってきています。

もしかしたら、ムーブメントが起こせるかもしれません。

Noovo物語7

ピラミッドを崩す

インドでは見慣れた風景だが、旅をしていると、村々を巡って賽銭を集める旅芸人たちに出会うことがある。彼らは社会の構造の最下層におり、身分があまりに低いとされているため、長い移動でも電車の床にしか座れない。目を覆わんばかりの汚い衣服を身にまとい、切符を持っていても座席に座ることはない。その中にラロンの詩に乗せて民族音楽を歌う、年配の人たちがいた。いつもニコニコとして、歌を歌っていた。無宗教だと言う。でも、彼らは仏教の僧侶や、ヒンドゥー教のヨーギや、イスラム教のスーフィーのよう。それ以降、きれいに整備された電車の座席にわたしは息苦しさを感じ始めた。

その後、私はラロンについて学び、彼の言葉を体感した。ラロンはインドで最も貧しい家族に生まれ、1890年に亡くなった。タゴールや、アレン・ギンズバーグ、その他多くの人にインスピレーションを与えた。宗教であろうと、ナショナリズム運動であろうと、全てのヒエラルキーやプロパガンダを退(しりぞ)けた。

ヒエラルキーというのは、地球上の人口に対して、可能性に制約があるから作られるのだと私は思う。では、可能性を広げれば、ヒエラルキーはなくなるのだろうか。今より幼かった頃は、そうした自問がおさまらなかった。でも今、ひとつの結論に達した。ヒエラルキーは、人の優位性を求める本能なのだと。それを持つ人も多く、持たない人も少なくない。地球上には、ヒエラルキーがなければ平和が訪れ、平和な世界は幸せをもたらすと考える人が大勢いる。ヒエラルキーは群れを管理するテレビゲームのごとく思えて私も嫌いだが、そう思わない人も多い。むしろ好む人もいる。ヒエラルキーに幸せを見いだす人すらいる。残念ながら、今の社会はそれが全てだ。私は平和な世界を望んでいるわけではない。私が求めるのは可能性に満ちた世界であり、そこではヒエラルキーに属するかどうかも自ら選ぶことができる。自分自身の世界を自由に創造し、ブッ飛んだ(eccentricな)新しいアイデアにも耳を貸せるような世界になってほしいだけだ。

まず必要なのは、アイデアを持った小さな集団と、それを運営する結束の固い人たち。こういう人たちを支援して、Win-Winな状況を生み出せるくらい、アイデアを高度に発展させる必要がある。ヒエラルキーの中では、誰かが勝つと誰かが負ける。でもこういうシステムは、はっきり言ってばかげている。ヒエラルキーは、ものが足りないことに操られたシステムであり、最も適応した者だけが生き残るようにできている。これは、論外の話だ。生きて行けるのに、なぜ生き残りに賭けないといけないのか。ヒエラルキーに知性はいらない。そんなものは自然界にいくらでもある。それは創造の中で最高の自明の理(ことわり)である。ヒエラルキーから何かを生み出したり、たくさんの小さな世界を作り出すことには知性が必要だが、経済的にWin-Winな状況であれば、アイデアから生み出すことができるし、それをどんどん作っていかなければならない。いつの日か、もはやピラミッド構造をもたない人間社会を目のにしたい。そこには多くの新しい構造があり、それを実現するには学び自体がより自己組織化され、学習者自身が自ら冒険するために自分の学び方を見つけなければならない。肝心なのは、学習者が、新しい発想を生み出す学びを享受し、たとえちっぽけなアイデアでも、大きな衝撃を社会に与えるということを見いだすことだ。

(原文:TO BREAK THE PYRAMID

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何が人の心を動かすのか https://masatotahara.com/?p=1224 https://masatotahara.com/?p=1224#respond Sat, 27 Dec 2014 22:21:35 +0000 http://masatotahara.com/wp/?p=1224

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何が人の心を動かすのか

 

今、僕の周りで起こっていることを書きますね。

これは、内発的動機に基づいて行動し、それが連鎖していくと素敵なことが起こるという一つの例なんじゃないかなと思っています。

 

きっかけは、Noovoのファウンダーで友人のエインが、クラウドファンディングを始めたことでした。

エインとは多くの点でビジョンを共有しているので、クラウドファンディングを手伝うことにしました。

僕は、彼女に一番大切なことは、自分たちのビジョンを伝えることだから、エインが経験してきたことや考えていることを、できるだけたくさんアウトプットしてみたらどうかなと提案しました。

それで、急いでドメインを取り、個人ブログを作りました。

ドメイン名は、

5914.co

一見すると何を表しているのか分からないドメイン名ですが、a=1, b=2, c=3.・・・とアルファベットに数字を当てはめていくと、エインの名前が表現されていることが分かります。

 

「私の考えていることなんて、みんな興味があるかな?」

「私は過去について思い出すのはつらいこともあるよ。でも、それが役に立つのなら書くよ。」

 

彼女はそう言って、ブログに連載を始めました。

THE MAKING OF NOOVO

彼女は、恐る恐る短い文章を書いて投稿しました。

英語の記事をスラスラ読める人は限定されるので、Facebookで、誰か翻訳を手伝ってくださる方いたらお願いします!と呼びかけたところ、横川淳さんと杉岡一樹さんが、すぐに手を挙げて、その日のうちに翻訳してくれました。さらに、古山竜司さんが、二人の翻訳をまとめて完成訳を作ってくれました。

杉岡さんは、「ぼくは、あまり英語が得意なわけじゃないけど、誰かが手を挙げないといけないと思った。」と言っていました。

他の二人も、きっと同じような気持ちで動いてくれたのだと思います。

 

自分の書いた文章の翻訳に3人が関わってくれてたということがエインに伝わり、彼女はアクセルをグーンと踏み込みました。そして、出てきたのが次の文章。

ESCAPING FROM EDUCATION

エインが13歳で学校を辞めてからどのようにして学んできたのかが綴られた長文でした。この翻訳には、江藤由布さんも加わってくださいました。エインの文章は、江藤さんの心に火をつけ、江藤さんは、Noovoの応援ビデオを自発的に作ってくれました。その江藤さんの行為がエインのモチベーションをさらに上げ、After Effectというソフトを初めて使ってNoovoのコンセプトを説明するビデオを作りました。

このビデオが、プロ翻訳家の南佳介さんの心に火をつけてしまいました。

「あまりに忙しかったので静観していたけど、応援せざるを得ない」という言葉とともに翻訳チームに参入。どんどん内容が高度化するエインの記事を、英語教師の江藤さんと翻訳家の南さんのコラボで、超ハイスピードで翻訳していくという異常な事態になりました。

僕は、MIT物理の翻訳プロジェクトに関わっていましたが、あの量の翻訳であれば、下訳と完成訳を分担して1週間くらいかけてするのが普通です。それを2人で1日でやってしまうのですから驚愕です。

南さんからは、「内容に心がシンクロしたので10分で翻訳できました」という驚きの発言も飛び出しました。

杉岡さんいわく、「狼が狼を呼ぶ」という状況なのだそうです。

自分のことをサポートしてくれているという状況に感動したエインは、「どんどんクリエイトしたい」という言葉を発し、ゾーン状態に突入。

動画や記事がすごい勢いでアウトプットされてきました。

これが、再び江藤さんを着火。

クリスマス補習の英語の授業で、エインのクラウドファンディングを題材に取り上げました。

そのクラスは、学習意欲があまり高くなく、授業をするのを苦労していたのだそうです。しかし、エインのメッセージと、それを熱っぽく語り、応援ビデオを自ら作った江藤さんの姿が生徒たちの心に火をつけ、授業が盛り上がったそうです。その様子を動画でしゃべってくれました。

Noovoで授業のリフレクション!(2014-12-26 11.26) from eigotokka on Vimeo.

エインから燃え上がった火が江藤さんを通して、生徒まで届きました。

1週間でアウトプットされたのは、7つの高度な内容のブログ記事と、ハイクオリティの動画3つ。

 

この熱は、あちこちに飛び火しています。

ファシリテーション入門の受講者だった松本梓さんは、Facebookで心のこもった紹介を何度もしてくれ、$100を投資。これには、ちょっと感動してしまっています。

横川さんは、$1000を投資して、エインにWebサイトを作ってもらうことにしました。Noovoの最初のBig contributorになりました。

「すごい!今日から、横川さんのサイトを作る!」と言うエインに、まずはクラウドファンディングに集中しようと言って聞かす羽目になりました。

 

エインがクリエイトしたものは、杉岡さんのマイシンボルアートのサポートチームが中心になってFacebookで拡散していきました。

エインの文章にシンクロして、僕や杉岡さん、森幸代さん、ギュンター知枝さんたちが、コメントをつけて拡散して下さっています。

杉岡さんは、素敵な文章をブログに何度も書いてくださいました。

特に、この文章には、杉岡さんの気持ちがこもっていて心が熱くなりました。

21世紀の黙示録、あるいは本当の希望

12/27に、manabi schoolなどを経営している杉山史哲さんが、サポートチームに参加。かつて、学びのあり方について、杉山さんとエインと僕の3人でスカイプしたことがあり、ビジョンが近いことは前から分かっていたので、この参加はうれしかったです。

早速、「Learningが変わると子どもたちの学びはこう変わる。そして世界はこう変わる。」ということを分かりやすく表すビデオを作ってほしいというリクエストが。

NoovoとKnowcloudでお金とLearningの仕組みを変えて、世界をフラットにしていこうとするエインにぴったりのテーマです。

これを分かりやすく表現することができれば、教育を変えようとして最前線で踏ん張っている人を強力にサポートすることができます。

現在、エインは、不眠不休でビデオ制作に取り掛かっているところ。

たくさんの人の期待と思いが集まってきました。

 

みんなが枠を超えて一歩踏み出して手を結んだことで、ドラマが生まれています。

 

あと6日。

このドラマは、今後、どのように展開し、どんなフィナーレを迎えるのでしょうか?

きっといい未来が来るような気がしています。

 

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自分を閉じ込めているものの存在に気づくと自由への道が開ける https://masatotahara.com/?p=1217 https://masatotahara.com/?p=1217#respond Sat, 27 Dec 2014 01:05:42 +0000 http://masatotahara.com/wp/?p=1217

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自分を閉じ込めているものの存在に気づくと自由への道が開ける

Learningの本質は、自分の思考の枠組み(メンタルモデル)を疑って、それを内側から食い破って外側に出ていくことではないでしょうか。

自分の思考の枠組みに気づくことはとても難しいですが、異質なものと摩擦を引き起こしながら本気で交流することによって、カオスを経由して、思考の枠組みを変化させることができます。

 

僕は、鹿児島出身の両親に育てられました。

鹿児島には、「薩摩隼人」という言葉があり、いわゆる「薩摩隼人」を理想の姿として育てられ、それに全く疑問を感じずに育ちました。

いわゆる「男らしくあれ」という言葉を、そのまま内在化して育っていたのです。

しかし、結婚とその後の様々なトラブルにより、はじめて「男らしくあれ」という言葉に矛盾を感じるようになりました。

男性が優先される一方で、常に女性が我慢を強いられているということを、恥ずかしながら、それまで自分ごととして考えたことがなかったのです。

社会のヒエラルキーの上へ登っていくことを目指していたころの自分にとっては、「男らしさ」はシステムへの忠誠の証であったように思います。

しかし、そこから、こぼれ落ちたことで、「男らしくあれ」を手放して、自分を30年近く閉じ込めていた枠組みから出ていくことができました。

自分を呼ぶ呼び方は、いつの間にか「俺」から「僕」に変わり、声のトーンやしゃべり方も変わっていきました。

そして、いろんな問題が以前よりもクリアに見えるようになってきました。

ジェンダーは、自分を閉じ込める身近な壁。

その壁によって思考が大きく制約されているというのは、壁を超えてみて初めて気がついたことです。

 

Noovoのファウンダーであるエインと知り合ったのは、彼女が18歳のとき。

Language Exchangeで日本語を勉強していた彼女は、自分のことを「ボク」と呼んでいました。

一人称の呼び方として、日本では、男性が「ボク」を使い、女性が「ワタシ」を使うんだよと伝えると、彼女は、それは分かっているけど、「ボク」は、自分のことを「ボク」と呼びたいんだと答えました。

そのとき、エインがジェンダーの壁を乗り越えようとしていたのだということを、今回の連載で初めて知りました。

エインは、体当たりで次々と自由を妨げる壁を壊していきます。

彼女は、自分のことを、Knowledge Hunter と呼び、様々なものに好奇心をむき出しにして襲いかかり、体当たりしていくのです。

そして、その結果、思考の自由と創造性を獲得していきます。

今回の連載で、エインの創造力の源が見えてきました。

 

Noovo物語6

足かせー自由を知らない人たち

インドで最初に赴いたのはヒマラヤだった。わたしは、山の中の静かな村に滞在した。人はか弱い存在だけど、都市の壁の中では全くそのことに気づかない。山はあまりに偉大なので、人は自分の弱さに気づいて謙虚になる。

気候は厳しかったけど、そこには平和があった。手つかずの森に住んでいる動物たちも、安心して暮らしているのと同じ。その平和なところ。人は森の木を切り倒して、その場所に壁を立てる。建物の壁、社会の壁、自宅の壁、国境の壁、大陸の壁。産業革命は人に、大量生産というとてつもなく退屈なものを与えた。それまでにも社会的な障壁や、建物の壁はあったものの、ここまでつまらないことはなかった。それはまるで、社会という機械が人を大量生産し、人がさまざまなものをさらに大量生産する。人が学ぶのは、かごや檻を作ることばかり。アントニオ・ガウディのような例外はあるけれど。アジアの建築はすごい。自然を抱きかかえ、耐えられるなら、残りの自然を破壊せずに済んだかもしれない。正直なところ、日本のマンションよりも、犬小屋のほうが美しいと思ったこともある。小さな町の山並みに建つ小さな家々を見ていて、そう思った。

ある日、見たくない場所を見なくてはいけない、と思い立った。旅立つ前、鏡の前に立っていて、髪を切り落とした。後に、電動シェーバーを使って、髪を全部剃り上げた。男女両方の性から自由になった感覚。私に制約をかけていたことの一つ、性を消し去ったように。だから、マサトに初めてあった時は、少年くらいの髪の長さだった。

最初の滞在地はカルカッタ。ミッション系のゲストハウスに滞在して、そこにあった図書室でいつも本を読んでいた。インド哲学に興味があったので、人生をかけてそれを体現している僧侶たちから学んだ。僧侶たちは、私に僧侶になることを勧めた。私はヨギの目をしていて、ドラッグなしでいつもハイな状態だったから。僧侶になる時の唯一のルールが死者にたいしてある儀式をすることだった。それだけは、自分でしなければならない。もはや生きていないのだから、足かせの外れた状態だ。それって、僧侶の戯れをするふりをすること。にもかかわらず、制服のように、僧侶たちはみな同じ格好をする。

わたしには髪がなかったし、僧侶たちがわたしを彼らの仲間だと思っていたようだけれど、わたしには恋人がいた。有名な雑誌のフォトグラファーをしている、ヨーロッパ系の成熟した女性。私は、レズビアンではなく、バイセクシャルなだけ。よく彼女の家にいて、写真の機材を借りたり、彼女の車で出かけたりした。彼女自身よりも、彼女の持ち物とか、車に気持ちがあったのは確か。カルカッタで興味があったのは、こどもたちのいる、スラム。スラムの子供たちは、テレビゲームばかりしている都会の子供たちよりも豊かな精神世界を持っているように思えた。彼らが住んでいるのは、足を踏み入れてはならない地域で、ヒジュラという社会から阻害されたトランスジェンダーの人々が暮らす秘密の場所。実際はもともとトランスジェンダーな人はほとんどおらず、多くは去勢されている。彼らはまさに半男半女で、(性別がない?)わたしはその骨格構造が気に入ってもちろんヌードでスケッチをした。社会の普通の人は、すごく高い教育を受けている人でさえ、彼らは魔法の力を持っていると信じているから、彼らが物乞いをしに行くと、誰も断らない。礼儀というより、呪いが怖いから。2014年以前、ヒジュラの人には人権がなかった。どちらの性でもないわけだから、人として考えられなかった。見たところ、賢い人でさえ2014年まで性に関わらず人は人だということが分からなかったわけで、法的にトランスジェンダーの権利が守られている国でさえ、社会では受け入れられないのだ。

自分の行動が積極的に誰かを傷つけたりしない限り、トランスジェンダーであることは、人としてやりたいことをやる自由の一つ。それでもなお、数えきれないほどの人が縮こまった国境の壁の中で閉じ込められ、毎日何十億人もの人が自分の小さな犬小屋の中でうまくやっていけるように、自由の意味を理解しないように、訓練を受けている状況だ。

(原文:SHACKLED

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自分の凡庸さを認めると見えてくる世界がある

若いころの僕は、自分に才能がないことに薄々気がついていたものの、それを認めることができませんでした。

現実の否認が、自分の外側に虚栄の殻を作り、それが内面の成長を一層と妨げていたように思います。

20代後半から30代前半にかけて味わった挫折のおかげで、自分の凡庸さをようやく認められるようになりました。

それは、ちょっと肩の荷が下りたような感じもありました。

自分の凡庸さを認められるようになると、自分の心に大きな変化が生まれました。

人の優れたところが見えるようになってきたのです。それまでは、きっと嫉妬心が邪魔をして目が曇っていたのでしょう。本当に、霧が晴れたように見えるようになってきました。

 

エインと出会ったのは、僕が40歳のとき。その才能に本当に驚きました。こんな18歳がいるのかと。

世界認識の抽象度の高さが、とにかくすごい。そして、物事の本質に一直線にたどり着くわけです。

本当に、「なんじゃこれは?」というような感じでした。

同時に、もし、自分の凡庸さを認めることができていなかったら、エインの凄さには気づかなかっただろうなと思いました。

そのとき、エインと出会う準備ができていたからこそ、出会うことができたのだと思います。

 

エインは、狂気の世界について、しばしば、僕に語ってくれました。

かつて挫折を味わったときに、合理的にはどうしても解決できない問題は、非合理的にしか解決できないのだということを体験し、メンタル的なカオスを通って向こう側に出ていくという体験をしました。

そのおかげで、自分が感知できない世界を否定せずに受け止めることができました。

そして、いろんなことをエインを通して学ぶことができました。

エインにとって正気と狂気と創造性の関係は、非常に重要なテーマなのだと思います。

今回、そのことについて語ったことで、エインの本気を感じています。

Noovo物語5

アートな狂気

クレイジーさがあけすけに語られることは少ない。私がいつ絵を描き始めたか、その記憶はさだかでない。母はアーティストだったが、アートを嫌っていた。彫刻と絵画をやってはいたが、いつも「パイロットになる、空を飛びたい!」と言っていた。そしてそれを実現させた。しかし、結局は嫌ってやまないアートの世界に戻ってくることになったのである。名の知れた航空会社の副操縦官を務めていたものの、ある日こう言った。「エイン、飛行機に乗って飛んだところで鳥のようには感じられない」、と。退職後また作品制作を始め、私を連れてアメリカ合衆国のとある静かな場所へと移り住んだが、そこでは絵でも描くより他にすることは何もなかった。五歳までの私の人生は、ざっとそんなものだ。覚えていることと言えば、街中で迷子になったことと油絵具の入り混じった記憶だけだ。

絵を描く人間は往々にして理解されない。それとも、理解されないからこそ絵を描き始めるのか。

人にはそれぞれのアウラ(aura)がある。ミュージシャンが赤だとすれば、絵描きは青のことが多い。初めてマサトからカズキを紹介されたとき、この人は青だと感じた。この人は、この人にしか見えない世界に暮らしてきたのだ、と。アーティストは――私がアーティストだと思う人たちは、往々にして自分にしか見えない世界を持っている。そしてしばしば、彼らが目にしている世界と、そうでない人たちの目にする世界とのギャップが、「どうかしてる」と言わしめるほどに大きくなる。ゴッホやゴーギャン、ミケランジェロのように。私の知るアーティストたちでの話だが、みな一度ならず精神病院に送り込まれた経験がある。かくいう私もその一人だ。

日本語を学ぶうち、精神科医のコイズミ・ミツオと知り合った。私たちは長い時間をかけて、離人症や統合失調症、鬱病、精神病、狂気について語り合った。正気と狂気の境目を本当に知っている人間なんていはしない。アートに生きる人間からすれば、狂気はクリエイティブな精神状態(state of mind)の一つであり、狂気を越えたその向こうに発想(idea)がうねり、計り知れない想像の源(power to create)がある。

ショーキとキョーキを判別できる人間がいるとはとても信じられないが、精神(mind)が感じることのできる無限の可能性と、感情(feeling)それ自体が狂気を欲するのだということを私は疑わない。今まで実際に出会ってきた中には、アートを嫌うアーティストも少なくなかったが、キョーキに触れたことを後悔する人間は一人としていない。

(原文:ART INSANITY

Noovo物語6へ続く

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みんなが枠組みを超えて連携し、アイディアの卵を孵化させる世界

311の後、僕の周りで、何人もの友人が組織を離れて起業しました。

彼らが組織から離れた理由は、社会システムへの違和感。そうせざるを得ない思いを抱えて、全くの丸腰でビジネスの世界へ飛び出していきました。

しかし、収益化するためには、いくつかのステップを踏む必要があります。

・自分が提供できる価値は何か

・それをどうやって表現するか

・表現したものをどうやって顧客へ伝えるのか

これらの要素が揃わないと、収益化への一歩を踏み出すことができないのです。

そして、起業経験のない人が、一人でこれらを揃えていくのは至難の業です。

 

杉岡一樹さんは、311後、自分と社会の認識のズレに耐えられなくなり、会社を飛び出して起業した勇者の一人です。

sugioka

アーティストとして凄いポテンシャルを持っているのにもかかわらず、起業後、収益化への道を描くことができずにいました。

僕は、10年前に起業し、試行錯誤をしながら、なんとか自分が生きていくだけの収入を得ることができるようになってきました。

丸腰で飛び出した勇者を見殺しにすることはできないので、なんとかして杉岡さんをサポートする方法がないかを考えました。

それで、自分が10年間で身につけてきたビジネスのノウハウを提供するので、ボランティアで杉岡さんの収益化を手伝ってくれないかと呼びかけました。

友人たちは、一歩踏み出して行動してくれ、アーティストの杉岡一樹さんのサポートチームができました。

 

10人ほどのチームで、杉岡さんの強みを分析し、Webマーケティングを行い、マイシンボルアートというサービスが生まれました。

まだ、道半ばですが、すでに30個以上のマイシンボルアートが誕生し、収益化の道が見えてきました。

 

杉岡さんの収益化プロジェクトは、杉岡さんのためだけはありません。世界をフラットへしていくための1つの試みなのです。

みんなが自分の仕事の外へ一歩踏み出して誰かを助けることによって、フラットなネットワークができます。

そのネットワークこそが、お金に勝るセーフティネットであり、セーフティネットがあれば、必要以上にお金のために働かなくてもよくなるはずです。

ネットワークでつながったチームの中に、様々な試行錯誤を通してインキュベーターとしてのノウハウが蓄えられていけば、お互いに助け合って金の卵をかえしていくことができるでしょう。

また、それは、新たな勇者を生み出す原動力にもなるはずです。

 

エインも、全く同じ思いでNoovoをスタートさせました。

フラットな社会を目指す僕たちのチームと、エインのNoovoの活動は、完全にシンクロしています。

僕たちのチームと、Noovoが連携することで、お互いにもっとパワーアップできると思います。

だから、Noovoも応援したい。

Noovoの力が必要になるときが必ず来るはずです。

 

Noovo物語4

 

発想/思想(idea)をインキュベートする

私と歳の近いたくさんの人々が、社会や大学だったり、同調圧力とどうにか折り合いをつけようとするばかりで、自分自身の何か大切なもの(something)を作り出すには至っていない。色々な人たちが、夢を追い求めたり自分自身の何か大切なものを作り出すのは、不確かな未来が付きものだと言う。ではそれを止めれば、確かな未来が待っているというのだろうか。


教育者でありCEOでもあるマサトと話をすると、彼の周囲にはフツーでない人がやたらいて、彼ら自身の何かを作ろうと苦闘しているという。そしていかにたくさんの人たちが、そこから十分な収益を得るのに苦労しているか、そんな話題がよく出る。聞きながら自然と、その人たちの仕事を動かし、そこからブランド/ビジネスを作り出す方法を考えついた。本当に面白いアイディアを持っている人がこんなにいるのだから、あまりに限定されていて単純なビジネス・インキュベーターがやりそうもない、そういうビジネス・インキュベーターのひとつくらい作ってやろうじゃないか。私が求めるインキュベーターとは、アイディアを育むものだから、まず自分で立ち上げることにした。何日か前に、初のプロジェクトになる、Knowcloud(Know)を作ることが決まった。Knowcloudこそ、私とマサトが話し合っていたアイディアであり、自己組織化された問いに基づく学びのための「ポータル/入口」(portal)、そこではマシン上で/実際(virtually)に知識をマップ化する。私たちはプログラマーを探してきたが、やっと最近、Naito Ryokoと知り合った。いざ立ち上げとなれば、学びたくても学べない人々が暮らす地域も巻き込んで拡散していく方法が見つけ出さなくてはならない。現時点では、これは単なる想像の産物(idea and imagination)にすぎない。しかし現に、そうした思想(アイディア)があるからこそ発想(アイディア)があり、そしてそれを作り出す方法も見つけられるはずなのだ。

(原文:INCUBATING IDEAS

 

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締め切りまであと9日。
達成金額7000USD, 現在920USD
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