ヒエラルキーに満ちた社会をフラットにしていくためにできること

僕の20歳の友人、Ein Ane(エイン・アネ)さんが、世界をフラットにしていくための会社Noovoを立ち上げました。

ein

彼女とは2年前、Language Exchangeをしながら英語を勉強していたときに知り合いました。

物理ネット予備校を運営していた僕と、14歳から18歳までeLearningのビジネスをやっていたエインさんとは、単なる語学パートナーという範囲を超えて、いろんな情報交換や意見交換をするようになりました。

僕にとって一番大きかったのは、Learningの未来を彼女の存在から感じることができたこと。

「インターネットがあれば、自分でどんどん学んでいける」

という言葉は、いろんなところで言われていますが、本当にできるかどうかは半信半疑だったのです。

でも、13歳のときに学校を辞め、インターネットなどを通して自分で学んで、優れた知性を発揮している人を、実際に目の当たりにして、心からLearningの可能性を信じることができるようになりました。

教育は誰のためにあるのか?

それは、ヒエラルキーの維持のためではなく、学ぶ人のためにあるはずです。

自分で学んでいけるような仕組みができ、学ぶ人が力をつけていけば、プロパガンダ的な情報に惑わされにくくなるでしょう。その結果、ヒエラルキーの中で個人が管理されにくくなり、世界がフラットになっていくはずです。

ヒエラルキーの維持に大きな役割を果たしているのは教育だけではありません。お金もそうですね。

「お金がないと生活できない」という恐怖が、ヒエラルキーへの従属を強める結果となります。

だから、個人や小さいグループが、ビジョンを持ってビジネスを立ち上げ、ちゃんと生活できるような仕組みも大切になるのではないかと思います。

教育とお金による支配の仕組みを変えていくことが、世界をフラットにしていくために必要なことだと思います。

ヒエラルキーが嫌いで、世界をフラットにしていきたいというのが、エインさんと僕の共通の願い。

そのために、僕は反転授業の普及に力を注ぎ、エインさんはNoovoを立ち上げました。

エインさんに頼んで、Noovoを立ち上げるに至ったストーリーを連載してもらうことにしました。

彼女は、はじめて自分の言葉で考えていることを本格的にアウトプットしはじめました。

Facebookでも、すごい勢いでシェアされています。

ぜひ、読んでみてほしいです。

そして、僕が2年前に受けたのと同じ衝撃を受けて、常識の壁を壊してほしいです。

こちらからリンクをたどって順に読むことができます。

Noovo物語1

The Making of Noovo

ある日私は通りを歩いていて、きれいで賑わっていて、誰もが訪れ、誰もが知っているような店を見つけた。一方で、本当に本当に小さな、ほとんど誰も入らない、あまり知られていないような店もあった。大きな店はたくさんお金を持っていたので、たくさんの広告を打って人目に触れることができて、それで人々に知られていた。そういう店は「ブランドイメージ」を構築できていたのだ。人々にとっては、そういう大きなブランドは個性を持っているように見えるから、魅力的に映る。そういう点では小さなブランドは妥協せざるを得ず、結果的に個性を確立することなく終わってしまう。私は思った — 大きなブランドも小さなブランドもともにそれぞれの個性を持つことができたら、この世界はもっと面白くなるだろうと。これがNoovoを — ブランドを構築する会社を — 設立しようと思ったきっかけだ。

(原文:THE MAKING OF NOOVO

Noovo物語2へ続く

 

★エインさんがクラウドファンディングに挑戦中です。
締め切りまであと10日。
達成金額7000USD, 現在560USD
https://www.indiegogo.com/projects/noovo-a-brand-building-startup/x/9455632

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