成功と失敗を見届ける覚悟がLearningできる場を創る
Learningにおいて最も大切なのは、トライアル・アンド・エラーすることができる場です。
うまくいくかどうか分からない状況でチャレンジすることこそが、成長につながるのです。
だから、僕は、何かを学ぼうとするときには、ある程度のリスク管理はした上で、「危ういところ」へと突き進みます。
失敗が起こらない状況は、学びのチャンスを逸していると感じてしまうからです。
自分なら、それができるんです。
しかし、子どもや、生徒に対してとなると、別の難しさが生まれます。
「失敗しないで、成功させてあげたい」
という気持ちが生まれてしまうのです。
「こうやれば、うまくいく」という方法が見えてしまうということも原因の1つです。
それを伝えてあげたい。
手伝ってあげたい。
そういう気持ちがムクムクと生まれてきます。
しかし、それは、自分自身の「欲」なのだと思います。
なぜなら、学習者としての自分は、そのようなアドバイスを必ずしも求めていないからです。
学習者としての自分は、自分の目で、手で、体で、全力で世界にぶつかって感触を確かめたいと思っていて、成功と同じくらい、失敗も求めています。
そして、その感触から、世界を認識したいと思っています。
サポートしたいのであれば、失敗したときに致命的なことにならないように支援すること。
「失敗しないで、成功させてあげたい」という自分の「欲」を抑制し、きちんと成功と失敗を見届ける覚悟を持とうと思います。



